ジャマ・エルフナ広場 Jemaa-el-Fna
マラケシュの有名な広場、ジャマ・エルフナは、日夜を問わずメディナの中心です。日中は市場や、待ち合わせ場所となり、広大な広場の半分は、フレッシュオレンジジュースやナッツやドライフルーツなどを売る屋台で一杯です。昼時以降は、大道芸人や売り子たちが広場のあちこちに立ちますが、広場は、日暮れから本来の姿を現わします。ジャナ・エルフナ広場の周囲はカフェやレストランが立ち並び、昼間の喧騒から逃れて、ミントティーやコーヒー、軽食を楽しみながらリラックするのに最適です。Café Argana、 Café de France 、Café Glacierといった店は屋根付きテラスがあり、景色もすばらしいです。ただマラケシュのその他のカフェよりは若干料金は高めです。

バディ宮殿 El Badi Palace
壮麗なバディ宮殿は、1578年、サアド朝の王、アフメド・アル・マンスールAhmed Al Mansourによって建てられました。当時は世界で最も美しい宮殿のひとつといわれ、大理石や黄金、象牙、オニキス、シーダー材や半貴石でぜいたくに装飾された360もの部屋と、プールや噴水、水中庭園などがある広大な中庭を持っていました。世界中の贅をつくしたパーティもここで開かれていました。ところが、アラウィー朝のスルタン、ムーレイ・イスマイルが都をメクネスMéknes,に移し、バディ宮殿からあらゆる貴重品をはぎ取ると、宮殿はそのまま廃墟として打ち捨てられました。しかし、今日でもその美しさは失われておらず、城壁の最上部に住みついているコウノトリが、その静謐さを象徴しています。

サアド朝霊廟 Saadian Tombs
モロッコでも有数の観光名所である、サアド朝の霊廟は、隣にあるモスクからのみ入ることができたため、1917年に’再発見’され一般に公開されるまで、当初の姿を保ってきました。ジャマ・エルフナから少し歩いた、観光客向けの露店が立ち並ぶ細い路地に、小さく入口の標識が掲げられています。2つの別々の霊廟から、内部の中庭を望むことができます。霊廟内にはモザイクで装飾された100を超す墓が並んでいます。中心となっているのは、16世紀後半にアフメド・アル・マンスール王により築かれた、王自身と家族の墓です。霊廟にはサアド朝の王家66人の墓と、多くの家臣、そしてより年代の古い、身元不明の墓があります。霊廟内の各部屋は豪華に装飾され、ドーム状の壮麗な天井、装飾を施した鍾乳石が目をひきます。

メナラ庭園 Menara Gardens
市内からやや外れたところにあるメナラ庭園は、マラケシュ観光のあとゆっくりと過ごすのに最適です。モロッコ有数の美しい風景を見ることもできます。閉門数時間前が最もお勧めの時間帯です。またこの頃には、カメラ片手にせかせか動き回り、見るものすべてにあけすけな感想をまくしたてる団体ツアー客もいなくなり、静かに楽しむことができます。恋人同士だったら、メンザmenzaを散策するのもよいでしょう。庭園は、真夏の灼熱のマラケシュから逃れる、避暑地として建設されました。東屋やため池は初期のものですが、現在のような庭園になったのは、19世紀中ごろ、アデュール・ラーマン国王の時代です。